2022年6月以来、1年10ヶ月ぶりに「初期 青山みなごろし(金メタ×黒文字)」を出品いたします。
「初期みなごろし」の中では非常に珍しい「金メタ(ミラータイプ)ベース」の激レア品です。
出品ステッカーは当方が所有する最後の1枚で御座います。
薄いアルミ系の材質で制作された迫力のある大型バージョンです。
「みなごろし」のステッカーの中ではもっとも古く有名なステッカーのひとつであり、
昭和40年代にデザインされたと伝わる激レア初期バージョンです。
本作は「代」によって色使いや材質を変更しつつ、長年にわたって後輩たちに愛用されました。
幻の名著と云われる「爆走ステッカー大全集」や、昭和49年発行の「CARトップ誌」をはじめ
当時の写真集やポスター、族ステッカーカレンダーなどにも掲載され大人気を博した逸品です。
入手後はグラシン紙に包んで箱に入れて大切に保管しておりましたが、
出品ステッカーには若干の「圧し痕」「ヨレ」「複数の小キズ」などが御座います。
ヤフオクやモバオク、メルカリなどで氾濫しております「部外者が自作したマガイモノ」ではありません。
また、1980年代~四国のマニアにより乱造乱発された「空想上のステッカー」でも御座いません。
硬派チームのパイオニアとして全国にその名を轟かせた「みなごろし」
その創設初期にデザインされた歴史的ステッカー「初期青山みなごろし(大型)」で御座います。
硬派系チームに人気の筆文字でなく、一見すると「なぜこの書体?」との感もありますが、
これは創設メンバーの皆様が切り貼りによって独自の書体を作り出された文字であり、
チームの歴史を紐解くうえでも非常に意味のあるステッカーといえるでしょう。
あえて筆文字を使用しなかったことが、圧倒的な存在感と無骨なまでの迫力をかもし出し、
みる者を惹きつける素晴らしい看板に仕上がったのだと思います。
チーム発祥の地は荒川区東尾久。青山の某所に集まっていたことから
「発祥の地は青山」というのが定説となっておりますが、創設者であるK氏によりますと
「これは単純に青山のほうが聞こえが良かったので」という理由からだそうです。
初代は青山を本拠地としていましたが、二輪部隊が独立しはじめたころから
そのチームカラーは筋金入りの硬派&武闘派へと変貌しました。
ただ、初期の「みなごろし」が抜群のドライビングテクニックを誇っていたことは
「硬派チームのパイオニア」として名が売れた今となっては語り継ぐ人も少なく、
知る人ぞ知る伝説の逸話となっております。その根拠の一つともいえる証(あかし)が、
チーム創設当初から初期にデザインされた本家筋のステッカーに必ず入れられた
「TOKYO‐MOTORIST‐ASSOCIATION」の一節です。
これも年配の関係各位しかご存知ない逸話で御座います。